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創設背景

私はこれまで、10年以上にわたり、教員採用試験を受ける大学生や社会人の論文を数多く指導してき ました。それぞれ上達されますが、始めにもっていらっしゃる文章力、言葉のセンスには差があります。この差はどこからくるのか。それはいかに「読んで」きたかにかかっています。

例えて言うと、 誰もが文章力のバケツを持っています。小説や新聞などを読むことで、バケツには言葉の水がたまっていきます。やがてそれがいっぱいになった時、水がこぼれるように言葉がこぼれ、自分の書きたいことが自由に表現できるのです。では、一気に大量に読み、バケツがいっぱいになれば安泰かと言えば、そうではなくて、バケツには底に穴があいていて、そこからどんどん水は流れ出てしまっているのです。なので、常に「読む」ことでバケツがいっぱいである状態を保つことが重要なのです。

また、「読む」ことは、新しい知識の獲得や、主体的に生きることにつながります。変化の著しい現代社会においては、生涯学び続けることが求められ、自分で考え判断し、選択することで充実した人生を送れるのです。

さらに、文章力を支えるものに、「話す」ことがあげられます。「話す」ためには言葉を選び、組み合わせることが必要です。ですから、多く話せばそれだけ言葉に触れることになるのです。

このような、「読む」こと、「話す」ことを積み重ねることで「書く」力を養う、というサイクルは、読解力の向上にも直結します。「読む」習慣を身に付け、的確な言葉を選んで「話し」、まとめながら「書く」という人生の『いしずえ』となる力を育むことを目指し、本教室を開講いたしました。

小川  友子

 

いしずえ作文教室代表。

 

現在、専門予備校にて、教員を目指す学生、社会人に小論文指導を行う。

他の担当教科は、教育心理学、面接指導、小学校課程教科。

大学への出講多数

​元公立中学教師  二児の母

6 Chome-4-8 Minamikarasuyama, Setagaya-ku, Tōkyō-to 157-0062, Japan

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