10分間作文
教室で取り組む課題の中には、話し合いで視野を広げたり共感力を高めたりする活動や、作品に直接的には描かれていない心情を想像する取り組みのほかに、集中力を養う時間も設定されています。 それは10分間作文という、10分で400字詰め原稿用紙一枚を書き上げる活動です。...
再読 『星の王子さま』
同じ作品でも、タイミングによって読後感が異なる場合があります。気持ちの問題もあ りますが、年齢的な影響も小さくありません。 先日、教材で使うため、『星の王子さま』を30年ぶりに再読しました。以前はあまりにメ ルヘンチックに感じ、少々退屈でしたが、今回は何度も立ち止まり...
自分の考えを発表する経験
プレゼンやらパワポやら、発表することやそれに付随する技術は、どのような分野でも 必要不可欠です。今後も持論をわかりやすく伝える場面は常に身近なものとなるでしょ う。 発表のポイントは次の2点だと考えます。何を伝えたいのか、どう伝えるのか、です。 ...
嘘はいけないと誰が教えるのか
幼い頃から物語の世界と親しむことは、想像力を育み、豊かな感性を紡ぎます。 現実世界では体験しないような出来事と物語の中で遭遇し、子ども達は感情を揺さぶら れます。その時、主人公や脇役のたどる運命が、深く心の奥底に刻まれていくのです。 ...
教室一周年
おかげ様で、当教室は今月より二年目に入りました。 教室設立に際しましては数々の方にお世話になりました。 募集のポスター作りには、近所の印刷屋さんが何度もダメ出しをしてくださり、より良いものを目指すよう𠮟咤激励していただきました。...
子どもと同じ本を読む
子どもの日です。 柏餅と菖蒲湯で健やかな成長を祝うのが定番ですが、子どもが一番喜ぶこと、それは大人が自分と一緒に同じことを楽しんでくれることではないでしょうか。 ゲームでもテレビ番組でもYouTubeでも、お子様方が好きなことに同じだけの熱量で臨んでみませんか?...
それと表現されていなくても感情が伝わる言葉
「うれしい」「悲しい」「寂しい」「うらやましい」など、私たちは普段何気なく気持ちを表現しています。しかし一方で、直接表現されていなくても感情がわかる言葉があります。 例えば、「眉をひそめる」「目をほそめる」「声がうわずる」などです。状態を説明する言葉ですが、そこにはちゃんと...
小学生と読む『君たちはどう生きるか』
5年生のクラスで漫画版の方に取り組みました。 はじめは「マンガだ!」と歓声があがりましたが、読後感は「文章の部分がなかなか進まなかった。」とのこと。これは素直で、ちゃんと読んでる証拠です。なぜならば、文章の部分は叔父さんから主人公へのメッセージ部分であり、熱い語りの部分なの...
語感を育む
伝えたいことを正確に表現するためには、内容にふさわしい言葉を知っていることが基盤となります。語彙を増やし、言語感覚を伸ばす取り組みを授業で行っています。 たとえば、本の中で自分がわからなかった言葉を辞書で調べ、皆に紹介する、という活動があります。人に伝えるためにはまず自分が...
挿絵が間違ってる!
先日四年生のクラスで、主人公の男の子はいくつだろう?という話題になり、、、 「簡単な地図記号をわかってないから三年生より小さいはず」 「自分のことを『ぼく』って言ってるのはまだ低年生だと思う」 「サンゴロウに気を遣えてるから幼児ではない」 と、議論が白熱しました。 ...