再読 『星の王子さま』
- いしずえ教室 世田谷
- 2018年6月27日
- 読了時間: 1分
同じ作品でも、タイミングによって読後感が異なる場合があります。気持ちの問題もあ りますが、年齢的な影響も小さくありません。 先日、教材で使うため、『星の王子さま』を30年ぶりに再読しました。以前はあまりにメ ルヘンチックに感じ、少々退屈でしたが、今回は何度も立ち止まり、思いを巡らせてし まいました。 寓話性の強い作品ですので、暗示的な表現がそこかしこに見受けられます。それらから 自分の人生に思い当たる節を見つけてしまうのでしょう。「そういうこと、あったな… 」人生の真理を実感するには、それ相応の経験が必要なんですね。 読書は人生を伴走し、励ましたり慰めたりしてくれるのです。
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