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語感を育む

  • 執筆者の写真: いしずえ教室 世田谷
    いしずえ教室 世田谷
  • 2018年1月13日
  • 読了時間: 1分

 伝えたいことを正確に表現するためには、内容にふさわしい言葉を知っていることが基盤となります。語彙を増やし、言語感覚を伸ばす取り組みを授業で行っています。

 たとえば、本の中で自分がわからなかった言葉を辞書で調べ、皆に紹介する、という活動があります。人に伝えるためにはまず自分が理解する必要があり、自ずと言葉を深くとらえることになります。

 今日の授業の中でも、『陰気くさい』を調べた方がいらっしゃいました。『陰気』は載っているけど、『陰気くさい』は載っていない。皆さん、『くさい』が付くとどんな意味になるのでしょうか?そう問いかけてくれました。

「くさい、って言っても、本当に臭うわけじゃないよね」

「素質じゃない?」

「でも、『貧乏くさい』だったら本当に貧乏かどうかはわからないよ」

「だったら『雰囲気』はどう?」

「陰気な雰囲気、うん、ぴったりくるね!」

このような話し合いをしながら、本当の意味にたどり着きます。語感を磨くためには、文章の中で使われている意味を自力でとらえようと試行錯誤することが大事だと考えます。


 
 
 

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