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5年間に及んだ受験

  • 執筆者の写真: いしずえ教室 世田谷
    いしずえ教室 世田谷
  • 2017年4月2日
  • 読了時間: 3分

 新年度が始まりました。

 ブログをしばらく更新せず、反省しながら迎えた四月。これまでのブログは初心者の不慣れなかたい文章だったなあとそれも反省。

 今回からはトーンを変えて、気軽に読んでもらえるよう身近な話題も多く取り上げながら書いていきたいと思います。

 三月まで、5年連続で受験生の親をやってました。

 次男の高校受験、長男の大学受験✖2、次男の大学受験✖2(つまり二人とも浪人したということです・・・)、何をしててもなんとなく心が重苦しい5年間でした。受験に慣れるということは無いのですが、毎回学ぶことは多かったです。

 まず、受験制度の問題点や闇が見えてきます。センター試験の本格的な改革が行われる2020年を目指して、今から試験内容に変化が見受けられました。子ども達の勉強の在り方や、高校の授業、そして大学が求める学力観は必ずしも一致しません。それをなんとか一致させることが今回の改革の目的のひとつです。知識だけを問う設問にならないよう、理由を書かせたり、実験の留意点を書かせるといった工夫がどの大学でもなされていました。これはとても望ましい傾向だと思います。小中学校を通じて行われてきた思考力や判断力を養う取り組み(批判の多いゆとり教育もここに含まれます)が、ようやく日の目を見たなあと感慨深かったです。一方で、少しでも志願者を増やしたい、優秀な学生に来て欲しいという大学側の思惑が露骨に伝わってくるケースもあり、大学が『経営』と切り離せない現実も目の当たりにしました。このような経験は社会の動きに敏感になることにもつながり、視野を広げてくれたと思います。

 次に、子どもの精神的な成長を支えることで、自分自身の弱さや短所と向き合うことになり、反省しきりでした。この歳になると、注意してくれる人もあまりいなくなり、自分を変えようと思うきっかけがなくなってきます。自分はこういう人間なんだと開き直るようにもなりますし・・・。でも、子どもを支えるためには自分が変わらねばならないことがあります。むしろ、自分が変わることで子どもも変わる可能性もあるのです。そのためだったたら頑張れますよね。高い塾代を払うより、よっぽど効果があるんですから。私は、子どもの何気ないひと言や行動で気が付いたことを、つい口に出してしまいがちでした。しかしそれは間違いでした。本人が気づくのを待つことや、多角的な見方を紹介することが必要な態度だったのです。ほかにも数々の反省を経て・・・それでもすぐには変われないものですが。

 最後に、努力の価値を目の当たりにすることができます。これは希少な場面で、そこに立ち会えたことが自分の意欲を高めてくれました。こつこつと積み重ねることは必ず結果に繋がる、いくつになっても遅いということはないんですね。

 そういったわけで、長かった受験期間でしたが、人生に無駄な経験はありません。歳はとりましたがその分成長したと思えるようこれからの日々に生かして


 
 
 

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